国ごとのカレーの種類一覧!カレーの基本レシピでスパイスから作ろう
世界中で嫌いな人はいない?かもしれない「カレー」
カレーはその豊かな風味と多様なスタイルで、世界中で愛され続けています。国によって異なるスパイスの使い方や調理法があり、それぞれのカレーはその土地の文化や歴史を色濃く反映しています。
インドのカレーはスパイシーで香り高く、タイではココナッツミルクが使われたまろやかなカレーが特徴です。シンガポールの「ラクサ」やスリランカの「フィッシュカレー」など、地域ごとのユニークなカレーが味わえるのも、この料理の魅力です。
異なる国のカレーを知ることで、料理の幅が広がり、家庭での食事がより楽しくなります。各国のカレーの特徴を紹介した後、スパイスを使った本格的なカレーのレシピもお届けします。
これを機に、世界のカレーを試し、あなたのキッチンでその味を再現してみましょう。
世界のカレーの種類一覧
カレーは世界中で愛される料理の一つで、各国で異なるスタイルと風味を楽しむことができます。その多様性は驚くべきもので、インドのスパイシーで香り豊かな「バターチキンカレー」や、タイのココナッツミルクを使ったまろやかで辛い「グリーンカレー」、シンガポールの独特なスパイスが効いた「ラクサ」、さらにはスリランカの深いコクのある「フィッシュカレー」など、国ごとに異なる食文化と歴史を反映しています。
それぞれのカレーは、食材やスパイス、調理法において独自の特徴を持ち、食べることでその国の風土や人々の歴史を感じることができます。
異なる国のカレーの魅力を知り、あなたのキッチンでその味を再現してみましょう。世界のカレーを楽しむことで、広大な食の世界が待っています!
↓インドカレー ↓タイのカレー ↓ シンガポール ↓マレーシアのカレー ↓インドネシアのカレー ↓イギリスのカレー ↓日本のカレー
インドのカレー
インドのカレーは、そのスパイスの使い方が特徴的で、地域によって異なる風味が楽しめます。
北インドでは、バターやクリームを使ったリッチでまろやかなカレーが一般的で、ヨーグルトやナンと一緒に食べることが多いです。南インドでは、ココナッツミルクやタマリンドを使い、辛さと酸味が特徴のカレーが豊富で、米と一緒に楽しむことが一般的です。西インドでは、甘みと酸味が調和したカレーが多く、野菜や豆を使ったベジタリアンカレーが中心です。
また、インド全体で、スパイスを多く使用し、それぞれのカレーが持つ独特な風味を引き出しています。
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バターチキンカレー (Butter Chicken)
クリーミーでまろやかな味わいのカレー。トマトベースにバターやクリームを加えたソースが特徴。鶏肉を煮込んで作ることが多い。
主な材料:鶏肉、トマト、バター、クリーム、カスリメティなど
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キーマカレー (Keema Curry)
ひき肉を使ったカレーで、肉の旨味とスパイスの香りが引き立ちます。一般的には羊肉や牛肉を使うが、鶏肉も使われることがある。
主な材料:ひき肉、玉ねぎ、トマト、スパイス(クミン、コリアンダーなど)
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パラクパニール (Palak Paneer)
ほうれん草のカレーで、パニール(インディアンチーズ)を加えたベジタリアンカレー。ほうれん草とスパイスの風味がしっかりと感じられ、濃厚な味わいが特徴。
主な材料:ほうれん草、パニール、クミン、コリアンダー、ガーリックなど
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サンバル (Sambar)
南インドの伝統的なレンズ豆を使ったカレー。トマト、タマリンド、スパイスを使って酸味と辛味が効いたスープ状のカレーで、米やドーサと一緒に食べられます。
主な材料:レンズ豆、トマト、タマリンド、マスタードシード、クミンなど
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ダールカレー (Dal Curry)
レンズ豆を煮込んで作るシンプルで栄養豊富なカレー。インド料理の基本ともいえるカレーで、主にレンズ豆や豆類を使用します。
主な材料:レンズ豆、玉ねぎ、トマト、ターメリック、クミンなど
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ラールマース (Laal Maas)
ラールマースは、インディアンラージャスターン地方の名物カレーで、特に辛いカレーです。肉は通常羊肉を使用し、豊かな香辛料と大量の唐辛子で作られます。色鮮やかな赤色が特徴で、辛さが際立っています。
主な材料:羊肉、タマリンド、クミン、カルダモン、レッドチリ、ターメリックなど
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ロガンジョシュ (Rogan Josh)
香辛料をたっぷり使ったカシミール地方の名物カレー。特にグリーンカードモ、クミン、シナモンが特徴的で、スパイシーでありながら深い味わいを持っています。
主な材料:羊肉、ヨーグルト、トマト、クミン、カルダモン、シナモンなど
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シャヒカレー (Shahi Curry)
シャヒカレーは、インドの宮廷料理として知られ、豪華な材料を使って作られるカレーです。通常、クリームやナッツ、ヨーグルトが使われ、濃厚で贅沢な味わい。
主な材料:鶏肉または羊肉、アーモンド、カシューナッツ、ヨーグルト、バターなど
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チェティナードカレー (Chettinad Curry)
南インド、チェティナード地方の特徴的なカレー。香ばしいスパイスの香りと豊かな味わいが特徴で、唐辛子やカレーリーフがたっぷり使われます。
主な材料:鶏肉、クミン、コリアンダー、カレーリーフ、唐辛子など
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マサラカレー (Masala Curry)
スパイスが豊富に使われた基本的なインディアンカレー。トマトと玉ねぎをベースに、様々なスパイスがブレンドされており、家庭料理としても広く愛されています。
主な材料:玉ねぎ、トマト、クミン、コリアンダー、ガーリックなど
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タイのカレー
タイのカレーは、豊かな香りと複雑な味わいが特徴です。ココナッツミルクを使ったカレーや、辛さと酸味のバランスが絶妙なカレーが多く、タイの独特なハーブや香辛料が効いています。グリーンカレーやレッドカレーなど、地域によって使用する食材や味付けが異なります。
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グリーンカレー (Green Curry)
タイのカレーの中でも特に辛いカレーの一つで、緑色のペーストはバジルや青唐辛子を使って作られています。ココナッツミルクと一緒に煮込むことで、まろやかな味わいになります。
主な材料:ココナッツミルク、青唐辛子、バジル、ナンプラー、鶏肉や魚介など
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レッドカレー (Red Curry)
レッドカレーは、赤いカレーペーストを使ったタイの定番のカレーです。辛味と甘味のバランスが良く、ココナッツミルクを使うことでリッチな味わいになります。
主な材料:ココナッツミルク、赤唐辛子、ナンプラー、鶏肉や牛肉、バジルなど
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イエローカレー (Yellow Curry)
イエローカレーは、ターメリックを使った色鮮やかなカレーで、グリーンカレーやレッドカレーに比べてマイルドな味わいが特徴です。香り豊かなスパイスが楽しめます。
主な材料:ココナッツミルク、ターメリック、ナンプラー、鶏肉や野菜など
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マッサマンカレー (Massaman Curry)
インドとタイが融合したカレーで、香ばしいスパイスとココナッツミルクが特徴です。辛さは控えめで、甘さと酸味のバランスが取れたカレーです。
主な材料:ココナッツミルク、カシューナッツ、シナモン、ナツメグ、鶏肉や牛肉など
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プーパッポンカリー (Poo Pad Pong Curry)
プーパッポンカリーは、タイの代表的なシーフードカレーで、特にカニの身を使ったカレーです。卵とともに炒め、ココナッツミルクでまろやかに仕上げられ、スパイシーでありながら甘みのある味わいが特徴です。
主な材料:カニ、卵、ココナッツミルク、カレーパウダー、玉ねぎ、ピーマン、ナンプラーなど
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パネンカレー (Panang Curry)
パネンカレーは、レッドカレーに似た風味を持ちながらも、クリーミーで濃厚な味わいが特徴。ココナッツミルクとナッツの風味が合わさり、まろやかさが加わります。
主な材料:ココナッツミルク、レッドカレーペースト、ライムの皮、鶏肉や豚肉など
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カオソーイ (Khao Soi)
タイ北部の特産カレーで、ヌードルと一緒に食べるカレーです。スープ状で、濃厚なココナッツベースのカレースープに揚げ麺をトッピングして楽しむのが特徴です。
主な材料:ココナッツミルク、カレーペースト、卵麺、鶏肉や豚肉、ピクルスなど
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ストームカレー (Stir-Fried Curry)
ストームカレーは、タイの炒め物風カレーで、香辛料を炒めて作るため、香りが豊かで食欲をそそります。少し甘味があり、辛さは控えめです。
主な材料:ココナッツミルク、カレーペースト、鶏肉、牛肉、玉ねぎ、パプリカなど
シンガポールのカレー
シンガポールのカレーは、多文化的な食文化の影響を受けており、中国、インド、マレーシアなどの様々な国々の料理が融合しています。特にココナッツミルクやスパイスを多く使い、深い味わいと香りが特徴です。シンガポールでは、カレーは日常的な料理として親しまれています。
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ラクサ (Laksa)
ラクサは、シンガポールを代表するヌードルスープで、辛さとココナッツミルクが特徴のカレースープです。エビや鶏肉を使うことが多く、スパイシーでまろやかな味わいが広がります。
主な材料:ココナッツミルク、ヌードル、エビ、レモングラス、タマリンド、サンバルなど
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フィッシュヘッドカレー (Fish Head Curry)
フィッシュヘッドカレーは、魚の頭を使ったカレーで、シンガポールならではの特徴的な料理です。スパイシーでコクのあるスープが魚の風味を引き立てます。
主な材料:魚の頭(通常はタイガーフィッシュ)、ココナッツミルク、タマリンド、レモングラス、カレーペーストなど
マレーシアのカレー
マレーシアのカレーは、インディアン、マレー、チャイニーズなど多様な文化が影響を与えた独特の風味があります。香辛料やココナッツミルクを豊富に使い、深い味わいが特徴です。海鮮や肉を使ったカレーが多く、スパイシーでありながらもまろやかな味わいが楽しめます。
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ルンダン (Rendang)
ルンダンはインドネシアの伝統的な料理で、特に西スマトラ地方の名物です。辛い香辛料とココナッツミルクを使ってじっくり煮込んだ牛肉のカレーで、肉がほろほろに柔らかくなるまで煮込まれます。ルンダンの特徴は、スパイスとココナッツミルクの絶妙なバランスが作り出す深い味わいです。
主な材料:牛肉、ココナッツミルク、ターメリック、レモングラス、カルダモン、チリ、ガーリック、ショウガなど
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イカンマサラマ (Ikan Masala)
イカンマサラマは、魚を使ったマレーシアのカレーで、スパイシーで濃厚な味わいが特徴です。ココナッツミルクとタマリンドを使って酸味と甘味のバランスが良いカレーです。
主な材料:魚、ココナッツミルク、タマリンド、クミン、ターメリック、コリアンダーなど
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ケタムマサラマ (Ketam Masala)
ケタムマサラマは、カニを使ったカレーで、香辛料が豊富に使われており、海鮮の旨味がしっかりと感じられます。スパイシーでありながらもココナッツミルクでまろやかさも加わり、深い味わいが楽しめます。
主な材料:カニ、ココナッツミルク、ターメリック、クミン、ガランガル、カレーペーストなど
インドネシアのカレー
インドネシアのカレーは、インドやマレーシアの影響を受けつつも、独自の香り高いスパイスや調理法が特徴です。ココナッツミルクを多く使用し、風味豊かでまろやかな味わいのカレーが多いです。インドネシアでは、食文化においてカレーは日常的な料理として愛されています。
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ソトアヤム (Soto Ayam)
ソトアヤムは、インドネシアの鶏肉を使ったスープカレーで、スパイスの効いたスープに鶏肉や卵、野菜を加えて作られます。ご飯と一緒に食べることが多く、シンプルながら深い味わいのある料理です。
主な材料:鶏肉、ココナッツミルク、レモングラス、ターメリック、サンバルなど
イギリスのカレー
イギリスのカレーは、インディアンカレーの影響を強く受けており、特にチキンティッカマサラが有名です。イギリスで人気のカレーは、スパイスが効いた料理にクリーミーなソースが加わることが特徴で、インディアンカレーのアレンジが多く見られます。
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チキンティッカマサラ (Chicken Tikka Masala)
チキンティッカマサラは、インディアンカレーの代表的な料理で、鶏肉をスパイスでマリネし、クリーミーなトマトベースのソースで煮込んだ料理です。辛さとまろやかさのバランスが取れた味わいです。
主な材料:鶏肉、トマト、クリーム、カスリメティ、クミン、コリアンダー、ガーリックなど
日本のカレー
日本のカレー1番人気はもちろん「カレーライス」。日本独自の特徴として、甘味とコクがあり、マイルドで食べやすい味わいが多く見られます。また、日本ではカレーをアレンジしたカレーうどん、カツカレーなどの料理も人気です。
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ドライカレー (Dry Curry)
ドライカレーは、通常のカレーのルーを使わず、具材とスパイスを炒めて作るご飯と一緒に食べるタイプのカレーです。ご飯と絡みやすいように少量の液体で仕上げるのが特徴です。
主な材料:ひき肉、玉ねぎ、ピーマン、にんじん、カレーパウダー、ガーリック、塩など
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スープカレー (Soup Curry)
スープカレーは、北海道を中心に人気のあるカレーで、スープ状のカレーに具材がたっぷり入ったスタイルです。スパイスが効いたスープとともに食べるカレーで、野菜やチキンがメインの具材として使われます。
主な材料:鶏肉、じゃがいも、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、カレースパイス、ココナッツミルクなど
本格スパイスカレーのレシピを紹介
奥が深いカレー。せっかくなら…自分で本格的なスパイスカレーを作ってみましょう!スパイスを使いこなすことで、家庭でもプロフェッショナルな味を再現できるようになります。スパイスから作るカレーは、その香り高い風味が豊かで、食べる人を魅了します。スパイスを使うことにより、カレーに奥行きと深みが加わり、ただの料理から特別な一皿へと変わります。
本格的なスパイスを使ったインドカレーレシピを紹介し、その作り方やコツをご紹介します。
亜州太陽市場には、スパイスカレーに必要なスパイスを取り揃えています。
基本的なスパイスを使った本格的なカレーをぜひ試してみてください。
本格インド風チキンカレーのレシピ
材料(4人分)
- 鶏もも肉(骨なし、ひと口大にカット): 500g
- 玉ねぎ(みじん切り): 2個
- トマト(みじん切り): 2個
- ニンニク(みじん切り): 2片
- 生姜(みじん切り): 1片
- プレーンヨーグルト: 3大さじ
- ココナッツミルク: 200ml
- 鶏がらスープ(または水): 200ml
- 塩: 適量
- サラダ油: 2大さじ
- フレッシュコリアンダー(飾り用): 適量
スパイス
- クミンシード: 小さじ1
- コリアンダーパウダー: 小さじ2
- ターメリックパウダー: 小さじ1/2
- チリパウダー(辛いのが好きな場合は調整): 小さじ1
- ガラムマサラ: 小さじ1
- カルダモン(ホール): 3粒
- シナモン(スティック): 1本
- クローブ(ホール): 2粒
作り方
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スパイスの準備
- フライパンにサラダ油を熱し、クミンシード、カルダモン、シナモン、クローブを入れて香りが立つまで中火で炒めます。香りが出たら、みじん切りにしたニンニクと生姜を加えて炒めます。
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玉ねぎの炒め
- 玉ねぎを加え、中火で炒めて、透明感が出るまでじっくり炒めます。玉ねぎが飴色になるまで炒めると、甘みが引き出されます。
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トマトとスパイスを加える
- トマトを加えて、トマトが崩れるまで炒めます。その後、コリアンダーパウダー、ターメリックパウダー、チリパウダー、塩を加えてよく混ぜます。少し水分を飛ばすように炒め、スパイスの香りを引き出します。
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鶏肉を加える
- 鶏肉を加えて、全体にスパイスをなじませるように炒めます。鶏肉の表面が軽く焼き色がついたら、ヨーグルトを加え、全体を混ぜます。ヨーグルトがなじんだら、少し煮込んで、鶏肉にスパイスがしっかり絡むようにします。
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煮込み
- 鶏がらスープ(または水)とココナッツミルクを加え、弱火で20分ほど煮込みます。鶏肉が柔らかくなり、スパイスがしっかりと効いてきたら、ガラムマサラを加え、さらに5分ほど煮込みます。
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仕上げ
- 最後に、フレッシュコリアンダーを飾りとして加え、塩で味を整えて完成です。
ポイント
- スパイスの順番: スパイスは炒めることで香りが引き立ちます。最初にホールスパイスを炒め、次に粉末スパイスを加えることで、より深い味わいが生まれます。
- ココナッツミルク: まろやかさを加えるために、ココナッツミルクを使うとインディアンカレー特有の豊かな風味が出ます。
- 煮込み: 中火で煮込むことが、鶏肉にスパイスがしっかりと染み込む秘訣です。煮込む時間は、鶏肉が柔らかくなるまで調整してください。