タイの麺料理「クイッティアオ」とは?フォーとの違いやレシピを紹介

タイの麺料理「クイッティアオ」とは?フォーとの違いやレシピを紹介

タイ料理の中でも、特に人気が高いのが麺料理です。

その中でも「クイッティアオ」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、実際にどんな麺や料理かご存知でしょうか?

写真の左がフォー、右がクイッティアオ(これはセンレック)です。

左:ビッチー ライスヌードル(フォー) 
右:TAS ライススティック(センレック)

一見すると違いが分かりにくいですが、もちろん違いがあります。

今回は、この2つの麺料理の違いについて詳しく紹介します。

クイッティアオとは?

「クイッティアオ」は、タイの米麺を使った料理の総称です。
クイッティアオは、米から作られた麺で、その太さに応じて以下のように分類されます。

  • センミー:細い米麺(タイビーフンとも呼ばれています)
  • センレック:中くらいの太さの米麺(一般的なフォーに近い太さ)
  • センヤイ:幅広の米麺(日本のきしめんに似た太さ)

これらの麺は、スープあり(ナーム)やスープなし(ヘン)、炒め麺など、さまざまな調理方法で楽しむことができます。

特に、「センレックナーム」はスープありのセンレックで、「センレックヘン」はスープなしの和え麺です。
また、「パッタイ」などの炒め麺料理もクイッティアオの一種です。

フォーとの違いは?

一方で、ベトナム料理として有名な「フォー」も米麺を使用していますが、クイッティアオとの違いを知っている方は少ないかもしれません。

クイッティアオとフォーの大きな違いは、麺の材料とその食感にあります。

フォーの麺には、タピオカ粉が含まれていることが多く、これにより表面がツルツルとした食感になります。一方、クイッティアオの麺は、ほとんどの場合、米だけで作られており、しっかりとした食感が特徴です。

またタピオカ粉が入っているフォーの麺は、滑らかで軽い食感が楽しめますが、クイッティアオの麺は米粉のみで作られているため、どっしりとした歯ごたえがあります。

このように、フォーとクイッティアオは材料や食感において異なるため、料理の用途やお好みに応じて使い分けることができます。

クイッティアオのおすすめレシピ

クイッティアオは、そのバリエーション豊富な調理方法で、多くの人々に愛されています。以下に、いくつかの人気レシピを紹介します。

  1. センレックナーム(スープありセンレック)

    • 鶏ガラや豚骨をベースにしたスープに、センレックを入れて煮込むだけ。お好みで、ナンプラーやライム、香草を加えて完成です。
  2. センレックヘン(スープなしセンレック)

    • センレックを茹でて、水気を切り、ナンプラーやレモンジュース、砂糖、唐辛子などで味付けしたタレと和えるだけのシンプルな一品。
  3. ラートナー

    • センヤイを使って、鶏肉や海鮮と一緒にあんかけにする料理。幅広の麺があんとよく絡み、満足感のある一皿です。

クイッティアオは、タイの家庭でも広く親しまれている料理で、手軽に作れるため、日常の食事にもぴったりです。

あなたも、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?