豆豉(トウチ)の使い方とは?絶品「豆豉蒸し」レシピを紹介

豆豉(トウチ)の使い方とは?絶品「豆豉蒸し」レシピを紹介

さまざまなアジア食材を取り扱っている当店では、店頭でよく「この商品ってどう使うの?」という質問をいただきます。

その中でも多く質問されるのが「豆豉(とうち)ってどう使うんですか?」という質問。確かに、日本にはない食材なので、名前は知っていても使い方がよく分からないという方は多そうですよね。

豆豉(とうち)とは、大豆または黒豆に塩を加えて発酵させ、水分を減らした中国の調味料です。塩味が強く、味噌のような独特の風味と香りがありコクが強い調味料です。

この豆豉は、さまざまな料理に使えて、味に深みを出してくれます。手軽にできるガチ中華にもピッタリの調味料です。
そこで今回は、豆豉のとても簡単な使い方を紹介します。

それは、「豆豉蒸し」です。

今夜、サクッと作れますよ。

スペアリブの豆豉蒸しが有名ですが、ここでは、もっとどこでも買える素材の鶏もも肉を使ったレシピをご紹介します。

鶏もも肉の豆豉蒸し

必要な材料は以下の通りです。

  • 鶏もも肉(適量)
  • 豆豉(大さじ1杯)
  • 醤油(大さじ1〜2杯)
  • 酒(大さじ1〜2杯)
  • ニンニク(1かけ)
  • 生姜(1かけ)

作り方はとっても簡単!

  1. 鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、材料を揉み込みます。
  2. 30分ほど置き、味をしみこませます。
  3. せいろに入れて30分ほど蒸します。

これだけでご飯やお酒に合う深い旨味の絶品「豆豉蒸し」の完成です。
お弁当のおかずにも最適です。簡単ですよね。

もっと本格的に!豆豉蒸しアレンジレシピ

アレンジもいろいろできます。
今回は、コクと爽やかさを足すために、以下の材料を追加しました。

  • 青花椒(大さじ1杯弱)
  • 椎茸入りオイスターソース(大さじ1杯弱)
  • 醤油の代わりに老抽(たまり醤油のようなコクのあるこってり中国醤油)を半量使用
  • 胡麻油(少量)
  • ネギの青い部分
  • 生の赤い唐辛子(少量)

これらの材料を加えることで、さらに美味しさがアップします。

八角やクコの実も良いアレンジ材料ですし、最後に軽く五香粉や十三香を振りかけても美味しいと思います。

実は、私はスペアリブと湯葉も一緒に蒸していましたが、全てが絶品でした。

特に棒湯葉の広いバリエーションと美味しさは、また別の機会にご紹介したいと思っています。

ぜひ、豆豉蒸しを試してみてくださいね!

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